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文庫 「日本スゴイ」のディストピア 戦時下自画自賛の系譜 戦時下自画自賛の系譜 [ 早川タダノリ ]

   

 


 

 


戦時下自画自賛の系譜 早川タダノリ 朝日新聞出版ブンコ 「ニホンスゴイ」ノディストピア センジカジガジサンノケイフ ハヤカワタダノリ 発行年月:2019年03月07日 予約締切日:2019年02月18日 ページ数:280p サイズ:文庫 ISBN:9784022619600 早川タダノリ(ハヤカワタダノリ) 1974年生まれ。

編集者。

戦前から現在までの「日本的なるもの」言説に関心を持ち、各種プロパガンダ資料蒐集を開始(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第1章 「日本主義」大ブーム到来(「日本スゴイ」ネタの原型ー「日の出」編集部編「世界に輝く日本の偉さはこゝだ」(「日の出」一九三三年(昭和八年)十月号付録、新潮社)/日本主義は全人類の奉ずべき道徳精神であるー井乃香樹『日本主義宣言』(建設社、一九三四年(昭和九年)) ほか)/第2章 「よい日本人」のディストピア(「日本人に生まれてよかった」?ー新居格編『支那在留日本人小学生綴方現地報告』(第一書房、一九三九年(昭和十四年))/学校教師を「ミニ天皇」化する「日本的学級経営」ー永井煕『週間単位尋六の学級経営』(第一出版協会、一九三九年(昭和十四年)) ほか)/第3章 礼儀正しい日本人ー国民礼法の時代(用便は便所にすべきで、庭や路傍にすべきではないー藤井本三郎『昭和国民作法書』(礼法普及会、一九二八年(昭和三年))/祝祭日には赤飯炊いてー大日本聯合婦人会/大日本聯合女子青年団編『女性非常時読本』(社会教育会館、一九三三年(昭和八年)) ほか)/第4章 よく働く日本人ー勤労哲学の教化と錬成(兵士は戦場に死し、工員は職場に斃るー原了『決戦下の青少年』(協和書房、一九四三年(昭和十八年))/「日本的勤労観」の暗黒ー難波田春夫『日本的勤労観ー産業報国運動の理論的基礎付けの試み』(「産報理論叢書」第一巻、大日本産業報国会、一九四二年(昭和十七年)) ほか)/第5章 神がかり日本に敗戦はない(大東亜皇道楽園の出現ー桑原玉市『大東亜皇化の理念』(「国防科学研究叢書」第一輯、富士書店、一九四二年(昭和十七年))/大東亜戦争の神話的意義ー大串兎代夫『大東亜戦争の意義』(「教学叢書」第十二輯、文部省教学局、一九四二年(昭和十七年)) ほか) 1931年の満州事変後に、大洪水を起こした「日本スゴイ本」。

「魚を食うから強い」「腰が世界一強い」「世界の中心である」…現代も氾濫する「日本スゴイ」言説。

そのご先祖様とも言える、戦前戦中の書物から見えてくる世界とは。

日本って何がそんなに「スゴイ」の? 本 人文・思想・社会 歴史 日本史 人文・思想・社会 社会科学 文庫 人文・思想・社会

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